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お役立ちコラム
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歯科医院のホームページや看板、SNSなどで「〇〇専門医」と表記したいと考えた際、「この資格は広告できるのか」「認定医や指導医との違いは何か」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
近年は医療広告ガイドラインの運用が厳格化されており、学会が認定する資格であっても、すべての専門医資格が自由に広告できるわけではありません。正しいルールを理解しないまま情報発信を行うと、意図せずガイドラインに抵触してしまう可能性もあります。
特に歯科医療の分野では、専門医制度の見直しや学会ごとの認定基準の整備が進んでおり、「広告可能な専門医資格」と「広告できない資格」を正確に把握することが重要です。
本記事では、広告表示が可能な歯科専門医資格の最新状況をわかりやすく整理します。あわせて、ホームページ・SNS・看板で使用できる具体的な表現例や、実務で役立つチェックポイントもご紹介します。専門性を適切に伝えながら、安心して情報発信を行うための参考としてぜひご活用ください。
歯科医院のホームページや看板、SNSなどで専門医資格を掲載する場合は、医療法および医療広告ガイドラインに沿った運用が求められます。
医療広告は、患者さんが適切に医療機関を選択できるよう、正確な情報を提供することを目的としています。そのため、専門医資格についても自由に掲載できるわけではなく、一定の基準を満たした資格のみが広告可能とされています。
また、資格名称の表記方法や掲載内容によっては、患者さんに誤解を与える可能性があるため注意が必要です。専門医資格を広告に活用する際は、「資格を保有していること」を正確に伝えることが重要であり、資格そのものを過度な集患ツールとして利用することは避けなければなりません。
歯科領域にはさまざまな学会認定資格があります。しかし、学会が認定している資格と、医療広告上で広告可能な資格は必ずしも一致しません。
たとえば、学会独自の認定医や指導医、専門医資格を取得していても、広告可能な資格として取り扱われていない場合があります。
そのため、
を区別して考えることが大切です。
ホームページ制作や看板制作の際には、学会ホームページだけでなく、厚生労働省が公表している最新情報も確認したうえで表記内容を決定しましょう。
専門医資格は医院の専門性を伝えるうえで有効な情報です。しかし、誤った表記や過度なアピールは医療広告ガイドライン違反と判断される可能性があります。
たとえば、
といったケースは注意が必要です。
患者さんからの信頼を維持するためにも、資格の有無だけではなく、正しい情報発信を継続することが重要です。
歯科領域において広告可能とされている専門医資格は、厚生労働省の制度に基づいて公表されています。
制度改正や学会制度の変更によって取り扱いが変わる可能性があるため、掲載前には必ず最新情報を確認しましょう。
口腔外科専門医は、親知らずの抜歯や顎骨疾患、口腔がん、外傷など口腔外科領域に関する専門的な知識と経験を有する歯科医師に認定される資格です。
ホームページや院内掲示では、正式名称を用いて資格を表示することができます。
ただし、「難症例にも必ず対応できる」「安全性が高い」などの断定的な表現は避ける必要があります。
歯周病専門医は、歯周病の診断や治療、再発予防に関する専門的な知識・技術を有する歯科医師に認定される資格です。
歯周病治療は患者さんごとに症状や進行度が異なるため、「必ず改善する」「再発しない」といった表現は適切ではありません。
資格名を正確に掲載しながら、診療内容や治療方針について丁寧に説明することが大切です。
歯科麻酔専門医は、全身管理や鎮静法、麻酔管理に関する専門知識を有する歯科医師に認定される資格です。
近年では、静脈内鎮静法を導入する歯科医院も増えており、患者さんが専門医資格の有無を確認するケースもあります。
ただし、「絶対に痛くない」「眠っている間に終わる」といった誤解を招く表現は避けなければなりません。
小児歯科専門医は、乳幼児から思春期までの口腔管理や歯科治療に関する専門性を有する歯科医師に認定される資格です。
ホームページでは資格名だけでなく、小児歯科における診療方針や予防への取り組みなどもあわせて紹介すると、保護者の理解につながります。
歯科放射線専門医は、歯科用CTや画像診断などに関する専門的な知識を有する歯科医師に認定される資格です。
近年は歯科用CTを導入する医院も増えていますが、設備の有無だけでなく、画像を適切に診断できる体制についても患者さんに分かりやすく伝えることが重要です。
専門医制度は定期的に見直しが行われています。
そのため、
を定期的に確認し、ホームページや看板の表記内容が最新情報と一致しているかを確認しましょう。
特に資格更新や所属学会の制度変更があった場合は、速やかに掲載内容を見直すことが重要です。

矯正歯科には、日本矯正歯科学会が認定する「臨床指導医(旧専門医)」制度が存在します。そのため、一般的には「矯正歯科専門医」という言葉が広く使われています。
ただし、医療広告の観点では注意が必要です。専門医資格が存在することと、厚生労働省が定める「広告可能な専門医資格」であることは別の制度です。
矯正歯科に関する資格をホームページや広告に掲載する場合は、日本矯正歯科学会の最新制度や厚生労働省の通知を確認し、正式な資格名称を用いて正確に表記することが重要です。また、「専門医だから必ずきれいな歯並びになる」といった治療結果を保証するような表現は避けなければなりません。
専門医資格は医院の専門性を伝えるうえで有効な情報ですが、掲載方法によっては医療広告ガイドラインに抵触する可能性があります。ホームページや看板、SNSなど媒体ごとにルールを理解し、正確な情報発信を行うことが大切です。
歯科医院のホームページは医療広告ガイドラインの対象となるため、専門医資格を掲載する際には正確な情報を記載する必要があります。
資格名は学会が定める正式名称で表記し、現在有効な資格のみを掲載しましょう。また、専門医資格を過度に強調し、「必ず良い治療が受けられる」「他院より優れている」といった印象を与える表現は避ける必要があります。
資格名だけでなく、どのような診療領域を専門としているのかを分かりやすく説明することで、患者さんの理解を深めることができます。
看板や院内掲示に専門医資格を掲載する場合も、正式名称を用いることが重要です。
たとえば、「歯周病専門医在籍」や「日本歯周病学会歯周病専門医」など、資格の内容が正確に伝わる表記を心がけましょう。
一方で、「地域最高レベルの治療」「県内トップクラスの技術」など、客観的な根拠を示せない表現は避ける必要があります。
SNSやWeb広告は拡散力が高いため、特に注意が必要です。
短い文章で訴求しようとすると、断定的な表現や誇張表現になりやすくなります。
例えば、
といった表現は、患者さんに誤解を与える可能性があります。
SNSでは専門医資格の紹介だけでなく、診療内容や治療の流れ、リスクや副作用などもあわせて説明し、バランスの取れた情報発信を心がけましょう。
専門医資格を掲載する際は、事実に基づいた表現を使用することが大切です。
【表記例】
また、資格名だけでなく診療内容もあわせて紹介することで、患者さんが医院の特徴を理解しやすくなります。
医療広告ガイドラインでは、患者さんが誤った判断をしないよう、さまざまな広告表現が規制されています。
ここでは歯科医院のホームページで特に問題になりやすい表現について解説します。
事実と異なる内容を掲載することは認められていません。
例えば、
といった行為は虚偽広告に該当する可能性があります。
資格の更新状況についても定期的に確認し、常に最新の情報を掲載するようにしましょう。
事実であっても、過度に強調して患者さんの期待をあおる表現は問題になる場合があります。
例えば、
といった断定的な表現は避けるべきです。
歯科治療には個人差があるため、効果や経過を保証するような表現は適切ではありません。
他院と比較して優位性を示す広告も規制対象です。
例えば、
などの表現は、客観的な根拠がなければ使用できません。
自院の特徴を伝える際は、比較ではなく事実を伝えることを意識しましょう。
患者さんの体験談は信頼性が高く見える一方で、医療広告では慎重な取り扱いが求められます。
個人の感想は治療効果を保証するものではないため、体験談だけで治療効果を訴求することは適切ではありません。
また、謝礼や特典を提供して集めた口コミについても注意が必要です。
歯科治療では症例写真を掲載するケースが多くありますが、ビフォーアフター写真を使用する場合は十分な配慮が必要です。
治療内容、費用、期間、主なリスクや副作用などを適切に説明しなければなりません。
また、写真のみで効果を強調するような掲載方法は避け、患者さんが誤解しないように情報を補足することが大切です。

ここでは実際に見かけることの多いNG表現と、医療広告ガイドラインを踏まえた改善例を紹介します。
「必ず治る」「絶対安心」
【NG例】
当院なら歯周病は必ず治ります。
【改善例】
患者さん一人ひとりの症状に合わせた歯周病治療をご提案しています。
「地域No.1」「日本一」
【NG例】
地域No.1のインプラント治療実績。
【改善例】
インプラント治療に力を入れており、丁寧なカウンセリングを行っています。
「痛くない治療」「失敗しない治療」
【NG例】
絶対に痛くない治療を提供しています。
【改善例】
できる限り痛みに配慮した治療を行っています。
専門医資格の誤った表記例
【NG例】
歯周病のスペシャリストが必ず改善します。
【改善例】
日本歯周病学会歯周病専門医が在籍しています。
専門医資格は患者さんに安心感を与える情報ですが、資格そのものが治療結果を保証するものではありません。事実に基づいた表現を心がけることで、信頼性の高いホームページ運用につながります。
専門医資格は、医院の専門性や強みを患者さんへ伝えるうえで有効な情報です。しかし、資格名を掲載するだけでは十分とはいえません。患者さんに安心して来院してもらうためには、専門医資格とあわせて診療内容や医院の考え方も分かりやすく発信することが大切です。
専門医資格を掲載する際は、学会が定める正式名称を使用しましょう。
略称や独自の表現を用いると、患者さんに誤解を与える可能性があります。また、実際には保有していない資格を連想させる表現も避ける必要があります。
資格情報は定期的に見直し、更新状況や制度変更がないか確認することも重要です。
患者さんが知りたいのは資格名そのものではなく、「どのような診療が受けられるのか」という点です。
例えば歯周病専門医であれば、
などもあわせて紹介すると、医院の特徴が伝わりやすくなります。
専門医資格を入口として、診療内容への理解を深めてもらうことを意識しましょう。
患者さんが医院選びで重視するのは、専門性だけではありません。
なども重要な判断材料になります。
専門医資格を掲載する際は、医院全体の診療方針や患者さんへの配慮もあわせて発信することで、より信頼につながります。
専門医制度や医療広告ガイドラインは変更される場合があります。
ホームページ公開後も定期的に見直しを行い、
などを確認する運用体制を整えておきましょう。
専門医資格を掲載する際は、公開前に以下の項目を確認することをおすすめします。
学会が公表している正式名称で記載されているか確認しましょう。
更新期限切れや資格失効後も掲載を続けていないか確認しましょう。
以下のような表現が含まれていないか確認しましょう。
症例写真を掲載する場合は、必要な説明事項や患者さんへの配慮が十分か確認しましょう。
自由診療を紹介する場合は、費用だけでなくリスクや副作用についても分かりやすく掲載することが重要です。
歯科専門医資格は、医院の専門性を伝えるうえで有効な情報の一つです。しかし、専門医資格を保有していることと、その資格を広告できることは必ずしも同じではありません。
ホームページや看板、SNSなどで資格情報を発信する際は、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインや各学会のルールを確認し、正確な表記を行うことが重要です。
また、資格名だけを訴求するのではなく、診療内容や治療方針、患者さんへの配慮などもあわせて発信することで、医院の信頼性向上につながります。
医療広告は制度改正や運用変更が行われることもあるため、定期的に掲載内容を見直し、常に最新の状態を維持しましょう。
専門医資格の掲載や自由診療の情報発信など、歯科医院のホームページでは医療広告ガイドラインへの対応が欠かせません。
ヒーローイノベーションでは、歯科医院専門のホームページ制作・運用支援を通じて、医療広告ガイドラインに配慮しながら医院の強みや専門性を分かりやすく伝えるサイト制作を行っています。
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